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医001 : 動物の皮膚科医とは? いざというときの専門医

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動物の「専門医」ってご存じですか。専門医にかかれば、なかなか改善しないとあきらめていた病気も治るかも!今回は、日本の動物の皮膚科医の先駆けである永田雅彦先生にお話を伺ってきました。

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永田雅彦先生
獣医師
アジア獣医皮膚科専門医

いざというとき頼りになる専門医…って普段行く動物病院の先生と何が違うの!?
うちの子の皮膚にトラブルが起きたら? こんな時こそ皮膚科へ?いえいえ、まずは、かかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
皮膚に症状が現れた場合でも、原因はさまざま。まずは総合的にワンちゃんを診てもらうことが大切です。いつもの愛犬の様子を知るかかりつけ医に診てもらい、専門的な治療が必要だと判断された場合にはその分野の専門医への紹介をうけて受診をします。「一般の獣医師がさまざまな病気に対する広い知識で動物を診るジェネラリストなら、扱える分野は小さいが、より深い知識や技術をもって治療を行なうのが”専門医”です。だからご自宅のすぐそばにある、かかりつけ医を作って普段の予防接種などから通っておくことも大切です。」 つまり、ホームドクターと専門医はどちらか一方が優れている、といったものではなく、連携して最善の方法を探せることが強みだと、永田先生は言います。 動物の専門医のシステムは、欧米ではすでに確立しており、日本でも皮膚科のほかにも、内科や外科、眼科などに広がりを見せているといいます。飼い主としては心強いですね。

春から夏へ、ワンちゃんたちの皮膚は変化している!
i001photo2最後に、これからの時期の皮膚のケアについて。
「まず、知っておいて欲しいのは皮膚が変化する臓器だということです」 え、皮膚が変化する? 私たち人間も含め動物の体内は、体温など一定に保たれることが必要です。気温や湿度などの変化に対して私たちが衣更えをするように、ワンちゃんたちの皮膚も変化して体を守っているのです。
「だからシャンプーやブラッシングなど、『毎日必ず○○しています』というのが、本当によいとは限らないんです。自分の肌で考えたら……?」 なるほど、季節やコンディションによってケアを変えますよね。 同様に、『よいもの』『よいやり方』といわれていることが、いつも”うちの子”にとってもよいとは限らないのだそう。飼い方や犬種、年齢などによっても皮膚の状態が異なるからです。 「日本の夏は暑いので注意が必要です。皮膚が変化する臓器だということを意識して、普段多くやっているものを控えたり、逆に増やしたり……、飼い主さんがちょうどよいところを探す遊び心、しなやかさをもって欲しいですね」 そして忘れてならないのは、ノミ・ダニ・蚊など外からの刺激への対策。

memo

ASC皮膚科
http://www.asc.jp/
どうぶつの総合病院皮膚科
http://www.syn.ne.jp

「マダニの季節到来!きちんと知って愛犬を守りたい。」の記事も参考にして下さいね。

愛犬が病気になったとき、飼い主さんが「この子のためにできることは全てやった」と思えることも大切なこと。思うように改善が見られず悩んだとき、専門的な医療をうけることができる「専門医」を思い出して、愛犬を託せるよう、相談してみては。

 

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