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食003 : 愛犬に合うフード、どうやって選べばいい?

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毎日、愛犬に与えるフード、皆さんはどうやって選んでいますか? 手作り派の方はともかく、市販のフードを利用している場合は、種類が多くて、 どれを選べばいいか迷っちゃいますよね! そこで今回は、ペット栄養コンサルタントの奈良なぎさ先生に、愛犬に合うフードの選び方についてアドバイスをいただきました!

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愛犬のフード選びをする前に、肝に銘じておきたいのは、全ての犬に合うフードはないということ。なぜなら、フードとの相性はその犬の健康状態によるものが大きいからです。そのフードが愛犬の健康状態に合うかどうかは、食べて見ないとわからないので、やはり何種類かを試し、結果を比較して判断しなくてはなりません。「合うフードを選ぶ」というよりは「合うフードを見つける」くらいの感覚で、じっくり気長に取り組む方がベター!
また、フード選びのコツは、優先順位を決めること。以下のような順位で決めると、意外とスムーズに候補が絞れますよ!

①飼い主さんのライフスタイルは?
愛犬のケアに毎日どのくらい時間と手間をかけられますか?例えばフルタイムで仕事をしている場合は、市販のフードを選んだほうが、負担が少なくて済みますね。

②フードにかけられるコストは?
せっかく合うフードがみつかっても、家計のバランスに相応な価格でなければ、続けられませんよネ!無理なく続けられる予算内のフードを選んで!

③愛犬のライフステージは?健康状態は?
予算が決まったら、総合栄養食であることを確認し、愛犬の、年齢、体調(肥満傾向など)や環境(運動量など)に応じて数種類をチェック。食物アレルギーがある場合には、原因となる食材が入っていないフードをチョイス。ここまで来るとだいぶ、種類が絞れてくるはず!

④愛犬の食について飼い主さんのこだわりは?
 信頼のおけるブランド商品がいいのか、あるいはプライベートブランドでオーガニックなどにポイントをおいた商品がいいのかをチョイス

⑤タンパク質の含有量&一日の含有量は?
続いて、パッケージに表示してある原材料をチェック!犬にとって最も大切な栄養素・動物性たんぱく質を中心に構成された商品がベター!また、「一日の給与量の目安」の目安もチェック!小食な小型犬なら給与量が少なくても必要な栄養とエネルギーが摂取できる様に栄養構成されている物を、逆によく食べる大型犬なら愛犬が満足出来る給与量のものを選んで。ただし低価格で給与量が多いものは、品質が悪い場合が多いので避けて。

⑥食べた結果は?

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奈良なぎささん
ペットベッツ栄養相談主催
ペット栄養コンサルタント
「個体に応じたペットの医食同源食」を目指し、動物病院での栄養相談、院内セミナー、飼い主様セミナーなどを行う。

最期は食べた結果をチェック。ここで注目すべきは、愛犬のウンチ!便の回数や形状、臭いをチェック。良く消化されているウンチは形状が整っていて臭いも少ないものです。さらに毛艶や快活さ、筋肉の付き方、体重の変化もしっかりチェック。これらを観察するためにも、1つのフードを最低でも3ヶ月は続けてみるといいですね。フードの移行は1~2週間を目安に、神経質な場合は長めに設定して少しずつ新しいフードといままでのフードの分量を変えて行きましょう。
もしフードを食べない場合は、原因が単なるわがままか、それとも病的なものかを見極めるのが大切。もしフード以外のもの(おやつなど)は食べるのなら、わがままや食ムラであるケースもあるのでその他の体調も合わせて観察して見極めましょう。あまり短期間でフードを変えるのは食ムラの原因にもなり兼ねません。あれこれフードを取り替えず、しばらく様子を見て。

「フード選びって面倒…」と思う方もいるかもしれませんが、フードは愛犬の健康を左右する非常に大切なものですから、手間がかかって当然。飼い主の皆さんには、「大切な命を預かっているんだ」という意識を持って、しっかり取り組んでいただきたいと思います!

 

 

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