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食006 : ドライフードのおうちでの管理法

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保存がきく便利なドライフードを愛犬に与えている家庭は多いと思います。でもドライフードでもカビたり、変質して、食中毒のような体調不良の原因となることがあります。とくに梅雨時期から夏にかけては多湿の時期なので気をつけましょう。

ドライフードだからと油断は禁物。カビます
ドライフードといっても、メーカーによってさまざまな種類が売られているので、水分量、原材料、防腐剤や防カビ剤の質量、パッケージの性能、輸送や倉庫保管中の品質管理システムなどはメーカーによって違います。syoku006photo1

そのため消費期限も異なりますから、そのメーカーの袋に表示してあることを守ることが基本となります。プレミアムフードと呼ばれる防腐剤などの合 成添加物が少ないフードなどは、一般のフードより消費期限は短いのが普通です。「カビやすい」と言うと心配になりますが、「いつまでもカビない」ということは冷凍品以外はおかしいことなので、食品がカビるのは普通だという前提をまず持った方が健全な考え方といえます。

外国メーカーのものであれば、同じメーカーでも原産国内仕様品と日本輸出仕様品があり、中味やパッケージの性能が違うこともあります。安いからと並行輸入品(原産国内仕様品なのに 日本に船便などで数ヶ月時間をかけて輸送してくるもの)は、輸送期間が想定外に長かったり、暑い時期に移動しているものがあれば、品質が保たれているか心配です。食の安全をとるのなら、品質管理をきちんと行っている正規取扱店のものを購入した方が安心です。

国産品であっても注意が必要です。小売店における在庫の管理の仕方等によって、品質に差がでてくる可能性があるからです。倉庫や大型店の店舗脇など、直射日光のあたるような暑い場所で山積みになっていれば、袋の中味がどう変質しているかわかりません。消費期限内の商品でも品質が安定しているか疑問です。

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地震対策のために、ドライフードの買い置きを多めにしておく心がけはとてもいいですが、開封していなくても半年くらいで食べきる方がよいので、古い方から順番に食べるようにすることも大事です。愛犬を食中毒のような体調不良から守るため、そして美味しい風味や食感をキープするためにも、ドライフードの食の安全に気を配り、湿度の高い夏を元気に乗り切りましょう。

あるいは、そうした保管方法を想定済みで防腐剤が多用されているのかもしれませんが、ペットの食べ物であっても「食の安全」はもっと考慮されるべき。チェックできるものなら在庫管理などについても確認できるとよいです。

開封後はなるべく水分をシャットアウト
フード工場から、輸送、倉庫保管、店舗展示などの期間を経て、ようやくおうちにやってきたドライフード。基本の家庭での管理法は以下のとおりです。

〈 水分(湿気)を入れないよう密閉容器で冷暗所に保管 〉
水分があるとカビやすくなります。ジッパー付き食品保存用袋に入れ替えて冷蔵庫保管している家庭も聞きますが、冷蔵庫保管は出し入れの際に結露を生じる恐れがあるのでNGとのこと。 密閉容器や食品保存袋に入れて、直射日光のあたらない冷暗所に置きます。シンクの下や、湿気の多いクローゼットなどでの保管はやめましょう。大型犬の場合、大袋で購入することが多いですが、15kg以上が入る大型のフードストッカーも日本で買えますのでそうした市販品を利用してみるのもオススメです。密閉容器であれば害虫も防げます。

〈 毎日の使用時には濡れてない手で 〉
フードを触るときは、濡れていない手で扱いましょう。忙しい炊事の合間に犬にごはんをあげることも多いと思いますが、やはり水分は大敵です。また食べ終わった食器に残った食べかすが、雑菌が好む繁殖場になることもあるので、犬の食器は毎回食後に洗って乾燥させます。

〈1か月以内に食べ終わる容量の袋を買う 〉
開封したものは、たとえ密閉容器に入れたとしても1か月以内に食べ終わるようにします。小袋で買うと割高になる、たびたび買いに行く暇がない、などの理由で小型犬でも大袋を買うケースを聞きますが、開封したらどんどん品質の劣化が進み、匂い(味)や食感も落ちます。私た ちが煎餅やポテトチップスを食べるときに、開封後はなるべく早く食べないと湿気てまずくなるのと同じです。また開封後に長期保存すれば、それだけカビなど品質低下を起こすリスクが 高まります。

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