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住003 : 人が犬と快適に暮らせる部屋とは?

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室内で犬を飼う人が、増えています。大切な愛犬といつも一緒にいられて嬉しい半面、室内環境をどうすればいいか、悩む方も多いもの。特に愛犬に留守番させる時間が長い方は、留守中に何かトラブルがあるかも…?と不安になりがちですよね。そこで今回は、愛犬にとって快適な部屋作りのポイントをまとめてみました!ドッグアドバイザーの鈴木美和子先生からのアドバイスもお見逃しなく♪

ポイント① 安全第一!口に入れそうなものは放置しない! juu003photo1
なんと言っても最優先したいのは安全性の確保です。室内で最も多い事故は、誤飲・誤食によるもの。犬が食べたりくわえたりしそうなものは、絶対に置きっぱなしにしないこと。特にチョコレートやネギ類など犬の体に害のある食べ物には十分注意して!バックの中に入れたまま放置するのも厳禁です!食べ物以外でもトイレシートやオモチャ類などは、誤飲してしまうと開腹手術が必要になることもあるので、要注意。蓋が閉まる容器や、扉付きの収納家具に入れておくと安心ですね。

鈴木先生のアドバイス:一度、飼い主さん自身が四つん這いになって、犬の目線で周囲をチェックしてみて!人の目線では見えない危険が見つかる可能性アリ、です!特に見逃しがちなのが、サラダ油や調味料など、人が「食べ物」と認識しづらいもの。留守中に愛犬がサラダ油を1本丸ごと飲んでいた…なんて事例も!十分注意してあげてください。

ポイント②「くつろぎ空間」と「遊び空間」を分ける
「室内で愛犬が走り回って困る!」とか「リビングに犬グッズは置きたくない!」という場合は、室内空間の使い分けをするのがおススメ!具体的には、どこか1か所に「犬の遊び場」を作り、それ以外の場所では走ったり遊んだりしないように教えればOK。

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鈴木美和子さん
ドッグアドバイザー
大学法律学部卒業後、8年間SEとして働く。好きなイヌの仕事をしたいと思い立ちドッグアドバイザーの認定を受ける。 現在は出張カウンセリング、イベントやセミナーなど幅広く飼い主さんとワンコを幸せにするお手伝いをするClover の代表。
http://clover.d-hearts.net/

遊び場の床にはカーペットなどを敷いておくと、汚れや傷が防げます。

鈴木先生のアドバイス:遊び場とともに、ぜひ準備していただきたいのが、犬が落ち着ける「居場所」です。リビングの隅にベッドやゲージを置いておくだけでもいいので、自分だけの定位置を確保してあげると、犬はとっても安心します。

ポイント③ 温度&湿度管理はしっかりと!
特に夏の暑い時期は、室内温度が高くなりすぎないように気を付けて。犬は体温が人間よりも約2度高いので、人間にはちょうどいい温度でも、犬には暑すぎる場合も。特に夏場に留守番させる場合は、熱中症にならないよう、エアコンはつけたまま出かけるのがベター。また、意外と見逃しがちなのが、湿度管理の大切さ。特に皮膚トラブルのある犬の場合は、湿度が高すぎるとべたべたして症状が悪化することも。エアコンの除湿機能を上手に使ってコントロールを!

鈴木先生のアドバイス:夏はエアコンで涼しくしてあげることが大切ですが、冷やしすぎにも注意を!冷たい空気は低い場所に流れがちですから、ちょうど犬のいるあたりが冷えすぎてしまうことも。エアコンを弱めにつけた上で、扇風機やサーキュレーターで換気してあげるといいですね!

ポイント④ 臭い対策、犬以外の原因に注目!
室内飼いをする飼い主さんに多いのが、臭いに関する悩み。どんなにきれいにシャンプーしていてもどうしても臭いがとれない!という方も多いのでは?実は、臭いの原因は犬自身ではなく、犬用のクッションやベッド、毛布であることも多いんです!こまめに洗濯したり、日干ししてあげたりすると、臭いが軽減できるかも!また、最近は臭いのつきにくいカーテンやファブリックも市販されているので、試してみて!

鈴木先生のアドバイス:臭い対策として、芳香剤やお香などを使う方も多いですが、香りの種類選びや強さには十分注意して。特に柑橘系の香りが苦手な犬は多いので、要注意。犬がくしゃみをしたり、部屋から出ていったりするようなら、速やかに使用をやめ、別の種類を試しましょう。

ポイント⑤ 便利アイテムを上手に使おう!
最近は室内で愛犬と快適に過ごすための便利なアイテムがたくさん出回っているので、上手に活用しましょう。特に腰や関節を痛めやすい犬種には、塗るだけでフローリングの床を滑りにくくするコーティング剤、階段の滑り止めマットなどの活用を。また、台所やお風呂場など、犬を立ち入らせたくない場所には、可動式の柵を取り付けると安心。

鈴木先生のアドバイス:意外と便利なのが、留守中の犬の様子を外出先で確認できる小型カメラ。留守番中の 犬の居場所を観察していると、犬にとって落ちつく場所がどこなのかがわかります。 種類によっては、室温がわかるものもあるので、エアコンの温度設定の参考にも♪

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