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ニッポン放送 「ペットと一緒に」vol.05
愛犬との旅行や帰省のときに知っておこう!~新幹線など電車移動編~

「ベッドサイドのキャリーバッグで夜寝ることもあるわ。慣れてるハウスでそのまま移動なら、安心~♪」

「ベッドサイドのキャリーバッグで夜寝ることもあるわ。慣れてるハウスでそのまま移動なら、安心~♪」

長距離移動で便利なキャスター付きキャリーバッグ

愛犬連れて、帰省や旅行などを計画中の方も多いと思います。そこで今回は、20回ほどの犬連れ旅行の経験をもとに、お役立ち情報をご紹介します!

我が家は愛犬と新幹線に乗る機会が多いのですが、そのときに重宝するのが、キャスター付きのキャリーバッグ。肩掛けタイプの犬用キャリーバッグと違って、飼い主が愛犬の重さを感じないので楽チンです。最大のお気入りポイントは、愛犬が長時間の移動中もリラックスして過ごせること。上部やサイドがくしゃっとなる布製などのキャリーバッグでは、愛犬も長時間ではさすがに窮屈かもしれません。でも、キャスター付きキャリーバッグは、まるで動くクレート! 犬も中でゆったりくつろげます。

いざ出発! こちらが筆者愛用のキャスター付きキャリーバッグ。車内の床での滑り止めに、100円ショップで購入したカーペットの滑り止めシートを使うのが裏ワザ!?

いざ出発! こちらが筆者愛用のキャスター付きキャリーバッグ。車内の床での滑り止めに、100円ショップで購入したカーペットの滑り止めシートを使うのが裏ワザ!?

 

愛犬と新幹線やJRの特急列車に乗る際は「手回り品きっぷ」が必要になります。愛犬を運ぶケースとして、重量10kg程度で3辺合計90cm程度という規定を満たしているかどうかを駅係員さんにチェックしてもらう必要があるため、自動券売機では手回り品きっぷは購入できません。改札口まで行ってきっぷ代金を支払います。場合によっては、「車内で乗務員に声をかけてご購入ください」と言われることも。

JRの手回り品きっぷは、移動距離に関係なく一律280円(2016年12月現在)です。

私鉄ではペット乗車賃が無料の場合と、鉄道会社が定めた乗車賃を支払うケースと両方あるので、愛犬と利用する前に確認しておきましょう。

なお、サイズ規定により、多くの鉄道会社でペットカートの持ち込みはむずかしくなると思います。

 

移動中の吠えやトイレのお悩み解決法

愛犬を連れて公共の交通機関を利用する旅での心配ごとの多くは、やはり大勢の人のなかで過ごす移動中ではないでしょうか?

吠えたらどうしよう……、トイレに行きたくならないかな……など。

我が家の場合、犬連れで新幹線に乗る日は、どんなに朝早い出発でも出発準備で忙しくても頑張ってロング散歩に出かけます。いわゆる無駄吠えをする犬の散歩の質を高めたり量を増やすと、吠える回数が減ると言われています。その論理を旅行前に適用し、心地よい疲労感を携えて愛犬に乗車してもらいましょう。

散歩に行けばまず排便も済ませられるので、車内では愛犬すっきり&ぐっすり休んでもらう作戦です。

子犬の頃からキャリーバッグと電車での移動に慣らしておけば安心です。ちなみにこれは、アメリカ国内の飛行機移動の規定をクリアしているキャリーバッグ。

子犬の頃からキャリーバッグと電車での移動に慣らしておけば安心です。ちなみにこれは、アメリカ国内の飛行機移動の規定をクリアしているキャリーバッグ。

 

もし、愛犬との列車での長距離移動する可能性があるならば、子犬期など早くからキャリーバッグなどに慣らすのをおすすめします。肩掛けタイプから始めてもOKなので、まずはちょっとした移動にも電車を使って慣らしてあげたいものです。乗車中は、キャリーバグの中におやつを仕込んだ知育トイなどを入れておけば、愛犬も楽しい経験をしながら乗り物も平気になるはず。

我が家では、キャスター付きキャリーバッグを置きっぱなしにして、ときどき内部にこっそりおやつを入れておいたりして、愛犬が自ら好んで入れるようにしてあげていました。

もちろん、成犬になってからの新幹線移動中などにも、そわそわと落ち着かないようであれば知育トイなどを入れておいてあげると良いでしょう。

もし車内で鳴いたり吠えてしまった場合、ターキーアキレスのロングタイプなど、長時間楽しめるとっておきのおやつを与えるのも対処法のひとつ。

ちなみに、移動が長時間に渡る場合、ペットボトルに装着できる給水ノズルがあると便利です。車内で愛犬は顔だけでも出してはいけないので、喉が渇いているようでしたら、キャリーバッグの出入り口の隙間などから給水ノズルを入れて水を飲ませてあげてください。

 

酔い止めや薬が必要なときは?

乗り物に乗る3時間ほど前には、愛犬のゴハンを済ませておくのが最良だと言われます。乗り物酔いをして食べ物を大量に嘔吐しないよう、心配であればゴハンは早めに済ませておきましょう。

ペットも乗り物酔いをします。愛犬が乗り物に弱そうなタイプだと思ったら、動物病院で事前に酔い止めをもらっておけば安心です。とくに飛行機に乗る場合は、愛犬につらい思いをさせないために準備しておくのがベター。

乗り物内ではリラックスした様子を見せず、ハァハァし続けるなど、緊張が高い愛犬にも、いわゆる精神安定剤と呼ばれるタイプの薬を獣医師さんに処方してもらうのも良いかもしれません。

もし、愛犬がしゃべれたら「本音でいえば、飼い主さんと離れるのはさびしいけど、ペットシッターやペットホテルのほうがリラックスできていいなぁ~」って言うかも……。と思えるならば、愛犬と一緒には帰省や旅行をしないのも大いにアリだと思います。

愛犬の熱中症の心配が少ない冬は、愛犬との旅行に適したシーズンです。ハード面とソフト面でほんの少し工夫して、どうぞ気をつけて快適な犬連れ帰省や旅行を!

「飛行機は吐いちゃったけどさぁ、冬だからこそ沖縄でも熱中症や足裏やけどの心配もないし、来ちゃえば海遊びが楽しいワン」

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