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今回のONE LOVE3.11レポートでは、仙台市で開催された「被災動物ボランティア向けのプレイズタッチ」セミナーのようすを
宮城県在住でプレイズタッチ・インストラクターの加藤ゆかりさんよりご報告いただきます。
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1月21日(土)宮城県仙台市でONE LOVE賛同者でドッグウィスパラー、プレイズタッチ・パートナーズ代表の山田りこ先生による「被災動物ボランティア向けのプレイズタッチセミナー」が開催された。
「プレイズタッチ」は、道具や特別なテクニックなどは必要とせず、「手」と「こころ」だけでいつでもどこでもできるケアである。きっと震災後ストレスを抱えたペットたちに必要かつ有効に働くであろうと山田先生をはじめ私たちは「すぐにでも被災地に出向き、ペットのストレスやトラウマを解消してあげたい!」という考えではあったが、「見ず知らずの自分たちが行ってすぐに受入れていただけるだろうか?」「震災より数か月経っているとはいえ、復興にはまだまだ遠く、地域によっては電気も通ってない。そんな状態ではケアをする余裕はあるのだろうか?」というたくさんの不安もあったため、なかなかセミナー開催までに至らなかった。

そんな状況の中、被災地で犬猫を飼っているお宅を1件1件訪問し物資の支援などを行なっているボランティアさんからは、「震災から数か月経過し、物資も手に入りやすくなったものの、ストレスやトラウマはなかなか解消されず、震災前から比べると物音に過敏になった、吠えるようになったという話を飼い主さんから聞くことがあるがどうすればよいのか?」。保護センターのボランティアさんからは、「噛み癖のある子のケアをどのようにしてあげればいいのでしょう?」などという相談が多数寄せられるようになった。

そこでまずは直接飼い主さんにお伝えするのではなく、被災地でボランティア活動をしている方にお伝えすることで、動物たちのストレスケアができればとセミナー開催を決定した。

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当日は現在ボランティアに従事している方、今後ボランティア活動をしたいという方、東北在住のプレイズタッチ・パートナーズが参加し、会場は満員御礼。

セミナーでは山田りこ先生から犬のボディランゲージ、ストレスシグナルについてお話し、犬たちがどんな気持ち、感情を発しているのかを観察・理解することの大切さを知ってもらうことから始まった。
一口に噛む、吠えると言ってもその原因となる感情は様々。威嚇なのか怖がっているのか、淋しいのか、テンションが高くなっているのか、原因を探ることで解決の糸口もつながる。そしてその感情を理解することで犬は「わかってもらえた。」と安心するので、問題と思われる行動が軽減していく。
様々な表情やボディランゲージの写真を示しながら進めた講義に、受講されたみなさんはとても真剣に聞き入っていた。

その後、実際にタッチをレクチャー。今回はデイリータッチである「大好き」のタッチ。なぜ「大好き」なのか?それはいつも「大好き」という気持ちを伝えながらタッチをすることが『心の栄養』となる。プレイズタッチはただ単に撫でればいいというものではなく、犬たちがどう感じているかがとても大事。
セミナーではぬいぐるみを使ってタッチを習得してもらったが、例えぬいぐるみが相手であっても、テクニックばかりにとらわれていないか、ちゃんと呼吸しているか、犬が嫌がる体制になっていないかなどに注意を払いながら行うことが大切。
最後は実際に犬へのタッチを行うデモンストレーション。ぬいぐるみと違って大きく、動くので、どのように接すれば良いかなども学んでもらった。

受講した方のアンケートには「保護センターの子たちの気持ちに寄り添ってタッチをしてあげます。」「ボランティアする前に知っておきたかった。」「犬の行動には意味があるということを知りました。」「今まではなんとなく撫でていましたが今度からはタッチをしてあげたいと思います。」などなどたくさんの感想をいただいた。
またセミナー後、家に帰られてまずご自身の愛犬にプレイズタッチをされたという方は、「いつもはしゃぐ子なのにタッチをしたら落ち着いていました!」というお言葉も。

セミナー開催後、山田先生をはじめスタッフは、被災したペットたちの役に立てたことにとてもうれしく感じ、少しずつかもしれないが、タッチを施すことでより多くの被災したペットや飼い主さんの心がほぐれて欲しいと切に感じた。
今後もこのセミナーは「Praise Touch 3.11 Project 笑顔☆again」として被災した動物たちに笑顔が戻るよう継続に行なう予定をしている。 第二回目を3月16日(金)、第三回目を4月22日(日)に開催予定。
詳しくはこちら http://heartydogs.ocnk.net/

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写真・佐々木規人(プレイズタッチ・パートナーズ)/ レポート・加藤ゆかり(プレイズタッチ・インストラクター)


ONE BRAND(ONE LOVE 3.11)では、このセミナーに「協力」という形でご一緒させていただきました。今後もONE BRANDでは、山田りこ先生をはじめ、プレイズタッチスタッフの皆様と協力し、被災地の方だけでなく、もしものときの備えとして被災地以外の方々へ、動物とのボディランゲージやストレスシグナルを知ることの大切さを啓発していきたいと思います。

山田りこさんONE LOVEメッセージ http://www.onelove.cc/message_yamada.html

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