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食002 : 愛犬が食べない。その時どうする?

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愛犬が食べてくれない、飼い主にとっては切実な悩みの一つと言えるでしょう。そんな時、あなたならどう対応しますか?食ムラのある愛犬、2頭の飼い主でもありホリスティックケア・カウンセラーとして、これまで数多く「犬の食事」の相談を受けてきた笹嶋由美子さんに伺いました。

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笹嶋由美子さん
ホリスティックケア・カウンセラー
Breeze Wan! 代表
● 愛犬のホリスティックケア・健康サポート「Breeze Wan!」
http://www.breezewan.com/
● ホリスティックケア・カウンセラーの 運営する、愛犬家のための通販店「Breeze Wan!」
http://shop-breezewan.com/


ペットの心・体・食事のケアを学ぶ資格講座。 健康に対するホリスティックな(全体的な・幅広い)視点を身につけ、自然治癒 力を高めて病気に負けない体づくりを学びます。

編集部「愛犬がドッグフードを食べないという話をよく耳にしますが、犬のわがままだと考えても良いものでしょうか?」
syoku002photo1笹嶋:犬は人間同様にグルメなので、毎日同じ食事では飽きてしまいます。ドライフードの素材やメーカーを変えてローテーションする、レトルトや缶フードを加える、トッピングを加えるなどがお勧めです。ドライフードのタイプもいろいろあります。ジャーキー風、フリーズドライフード。肉を加えて完成させるプレミックスフードという半調理フードもあります。その中に愛犬の好みのものが見つかるかも知れません。食材やメーカーを変えてみるのは、長期的な栄養面から考えても良いことです。形状や大きさの好みも考慮すると良いでしょう。

編集部「一番手軽に出来るのはトッピングでしょうか?」
笹嶋:トッピングも色々考えられます。犬用のふりかけ、サーモンオイル、塩分の入っていないチーズ、人用のかつおぶし、お肉、そぼろ状にしたひき肉、いり卵、野菜。愛犬が好きなものをストックし、これもローテンションすることが、飽きさせない秘訣です。ドライフードは水分含有量がとても低いので、ひと肌に冷ましたスープを加えて風味で食欲をそそり、同時に消化の負担を減らすこともできます。時間がある方には手作り食もおすすめです。

編集部「犬が食べない理由は飽きるからということですか?」

笹嶋:実際には、犬が食べない理由はさまざまですから、まずは、愛犬をよく観察し、食べない原因を考えることが大切です。胃やお腹の調子が悪い、歯が痛い、など体調が理由の場合。ドッグフードの形状や硬さ、食材の大きさ、などの食べにくさが原因の場合。これを食べて胃がもたれた・・・ということもあるのかも知れません。単純に嫌いな食べ物ということもあります。大好きな食べ物や、おやつを愛犬の前に出して興味を示すかどうかで、食欲の有無は判断できますし、それをきっかけに食べ始めることもあります。

syoku002photo2■食欲が無い場合
ホリスティックなアプローチとして、お腹のマッサージ、食欲を増すツボの指圧、食欲増進のためのアロマテラピーの効果も期待できます。アロママッサージも良いでしょう。

■ 胃腸の調子が悪そうな場合
一食抜いて様子をみて、消化の良さそうなものや、ふやかしたドッグフードから少しずつ与えてみることも検討します。

■ 食ムラのある場合
普段から消化酵素のサプリメントを与えて内臓の負担を減らすことで、安定的な食欲を維持できることもあります。

編集部「食べない=わがままと捉えては間違う場合もあるということですね。」
笹嶋:人と同じで「今日はさっぱりしたものが食べたい」という場合もあるでしょう。愛犬を自分と置き換えて考えてみることで、解決策が見えてくる場合も多いような気がします。理解のある飼い主さんであることで、愛犬が飼い主さんのことをもっと好きになり、暮らし全体にも良い効果が出るのではないでしょうか。

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