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遊001 : もっと楽しむために。もう一度、ドッグランを考える(前編)

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春、ワンちゃんとのお出かけが楽しい季節。「週末ごとにドッグラン巡り」なんて飼い主さんも多いのでは?そこで今回は、【知ってるようで知らない?!ドッグランの一歩進んだ楽しみ方】をヒューマン・ドッグトレーナーの奥谷友紀さんに聞いてきました。

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DOGSHIP INC. ヒューマン・ドッグトレーナー 奥谷友紀さん http://dogship.com「笑顔は愛への近道」をモットーに、飼い主の方の気持ちを汲んだ分かりやすい指導に定評をいただいているヒューマン・ドッグトレーナー。 昨今は、ヨーロッパでのdogボランティア研修経験を生かしながら、日本独自の犬との暮らしを創出するべく、日々お客様と向き合い活動を続けています。 「おばあちゃんになっても色んな人と沢山の犬に慕われ、なんでも話せる身近な存在でいること」を体現するべく、いつも笑顔で満たされている姿は、飼い主の皆さまに技術や知識をご提供するのみではなく、「人と犬との幸せな暮らしを如何にサポートさせていただくか」を念頭にいれた「DOGSHIP」のフィロソフィーに基づくものとなっています。

ドッグランって、犬にとってはどんな場所!?
ドッグラン、楽しんでますか?
そもそもドッグランって、犬にとって本当はどんな場所なのでしょうか。
「ドッグランとは、犬にとって “ いろんなニオイの詰まった場所 ” です」と、奥谷さん。
「犬たちは、匂いの世界に生きています。日々の散歩のなかでも匂いを嗅ぐことで、近所にどんな仲間がいるのか、いつその子が来たのか、体調は……、などたくさんの情報を得ています。
ドッグランでもそれは同じ。私たちにはなんでもない場所でも、犬たちにとっては、それまでに訪れた子たちの残したありとあらゆる匂い=情報が残っている場所。ドッグランに足を踏み入れると、その情報が詰まっています。だから、例えば普段は散歩不足という子が、ドッグランでとても興奮してしまったり、飼い主さんを意識しなくなる、ということが起こることも。」

ドッグランは“非日常”ではない!
どうすれば、うちの子がドッグランをもっと楽しめるのか。
「結論から言ってしまえば、ドッグランは<犬のための特別な場所ではない>と飼い主さんがとらえることです。
『週末はストレス発散のためにドッグランで思い切り走らせたい』と言う声をたまに聞きますが、散歩不足のストレスを発散する場所、であるとしたらそれではさまざまなトラブルにつながる原因の一つになりかねません。いろんな環境で暮らすたくさんの飼い主さんと犬たちが集まるドッグランだからこそ、いつものお散歩やドッグカフェでの延長線上にあるもの、と捉えてみたらどうでしょう。まずはたっぷりにおいをクンクンしたいかも。犬同士のご挨拶が苦手、自信がないという子もいるかも。お散歩の先にある “ みんなが集まる公共の場 ” を自分の愛犬はどう過ごすのか、飼い主さんが見て感じることができるチャンスでもありますよ。」

「愛犬も飼い主も、ドッグランをもっと楽しむ」考え方。
犬が上手にドッグランで過ごすためには、飼い主さんが落ち着いて過ごすことが大切って本当?
奥谷さんによると「犬たちは、私たちの想像以上に私たちの感情を読み取る」のだとか。
「自分の信頼している飼い主さんが堂々と、リラックスしていれば、愛犬も安心して過ごせます。言いかえれば、飼い主さんが不安だと愛犬に伝わってしまうのです。ドッグランに入ったら犬まかせ、ではなく飼い主さんが楽しみ方を導いてあげる気持ちで一緒にその場を楽しめるといいですね!
また、リードが着いていないときの愛犬の行動や、ほかの子、ほかの飼い主さんとの関わり方から見えてくるものもある。愛犬との生活がより豊かで深いものになるためにも、いい機会になると思います。」

では、実際にドッグランに行ったらどう楽しむ?!――、次号でご紹介するのでご期待あれ!

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